セミナー/イベントレポート

弊社で開催したセミナーやイベント、登壇した外部セミナー、メンバーが参加した外部セミナーのレポートをご紹介

2022年6月8日(水)開催 テクノロジー最前線①:Webサイトを管理するだけじゃない!最新CMS のスゴさとその活用方法とは?

 

2022年6月8日水曜日16:00より、Sutrix Solutions Japan主催Webセミナー「テクノロジー最前線①:Webサイトを管理するだけじゃない!最新CMSのスゴさとその活用方法とは?」をSutrix Solutions Japan合同会社代表の築地と株式会社ixaidの清家様をスピーカーとして、司会に元TBSアナウンサー竹内香苗さんを迎えて開催いたしました。

セミナー画像1

今回のwebセミナーは、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の推進機運が高まっている昨今、さらに注目を浴びているWebサイトを管理するコンテンツ管理システム(以下、CMS)に焦点を絞り、グローバルで多くの企業にCMS導入を行ってきた当社のノウハウと、CMSの動向や最新事例を含めご紹介した導入編と、100社以上の企業サイトのコンサルティングや運用を手がけてきた株式会社ixaidのノウハウを詰めた運用編とに分けて、CMS開発・運用の際のポイントをわかりやすく解説いたしました。

まず、当社の築地が登壇し、最新CMSの機能や活用方法、どういったポイントで数多くあるCMSの中から自社に最適なものを選ぶべきか、の導入編について解説しました。

セミナー画像2

アジェンダの1つ目である「マーケティングテクノロジーからみるCMSの6つのトレンド(日本、グローバル)」では、CMSの基本的な情報と日本企業におけるCMS導入率など調査データも含めながら解説を行い、数多くあるCMSの中からどのように、何を選べば良いのかというポイントをお伝えしました。
また、最近の傾向として企業が複数のCMSをそれぞれのサイトの役割にあわせて導入と活用する「マルチCMS」という考え方についての紹介とさまざまなチャネルに対して効率よくコンテンツを配信することができるHeadless CMSの解説を行いました。
CMS自体の概念が、Webサイトだけのものから、各チャネルのコンテンツもまかなえるようになってきており、各チャネルにコンテンツ、別の言い方をすると顧客体験を届けるためのネタ作りと、蓄える場、提供する場として、デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)に変わってきている点にも言及をしています。

そのような最新のCMSの傾向から実際企業がCMSを選択する際にどのような点に注意するべきかを当社の開発経験からいくつかのCMSツールを比較しながら紹介しつつ、開発手法もウォーターフォール式の従来方法からアジャイルに世界のトレンドが変わってきている点についても触れさせていただきました。
アジャイルの開発手法が広がる中で、CMS側も従来のオンプレミスからクラウドサービスに変革が進んでいる実態も紹介しつつ、「DX時代に乗り遅れないCMS導入で抑えておくべき要素」というテーマで3つのポイントを解説しました。
それらポイントは、CMSの開発手法といった手法論ではなく、その目的にあわせた思考、体制、管理といった具体的にビジネスマインドをどのように持ちDX時代の戦略を練っていくべきなのかという点について解説をしました。

セミナー画像3

続いて登壇したのは、株式会社ixaidの清家様です。
こちらは、企業がCMSを導入した後にどのようなポイントを注意して運用を進めていけば良いのかという点を具体的な体制事例なども含めながら解説しました。

まず最初に切り出したのは、「CMSを活用するメリットの勘違い」というテーマで、一般的にCMS=コスト削減と思われがちなポイントに対する勘違いを指摘しました。CMSを導入するということは、コスト削減ではなく、攻めのデジタルマーケティングを行なっていくための土台であり、投資であるという考え方が重要な点であることをお伝えしつつ、次のテーマで「運用するために大切なこと」として運用が消化試合にならないためにも目標、KPIを定めつつ、しっかりとした運用体制を構築しなければ昨今のDXのスピードにはついていけないという点をお話ししました。

残念ながら、まだ日本企業の多くはWebサイトへの投資がコストとして見えており不十分な体制が多く、デジタルマーケティングを担う部署にいる方々の苦労が大きいという問題点を追求しつつ、理想となるべき体制・考え方を解説しながら、その理想となるべき体制へ向かうための具体的手法を提示させていただきました。

セミナー画像4

最後には、CMSはあくまでもデジタルマーケティングの土台となるべきツールであり、その土台の上に載せる「コンテンツ」が最も重要である点をお伝えしつつ、具体的にコンテンツを作る方法、周りの巻き込み方法、外部協力をうまく使う方法を事例を踏まえながら解説を行い、本セミナーを締めさせていただきました。

数十名に参加いただきました本セミナーは、アンケートからも大変ご好評と今後のシリーズ化を期待されるご評価をいただきましたので、グローバルに拠点を展開する弊社のノウハウを余すことなくご紹介できるよう「テクノロジー最前線」シリーズを継続して展開していきたいと考えております。
是非、ご期待ください。

主催者からのコメント:

「テクノロジー最前線 ① Webサイトを管理するだけじゃない!最新CMSのスゴさとその活用方法とは?」にご参加、誠にありがとうございました。
どんどんと進化していくCMS、DXPの最新事例を弊社の実績を踏まえてわかりやすくご理解いただけるように解説してきたつもりです。
この分野は、まだまだ成長途中であり、Web戦略立案上重要なキーポイントであり弊社も積極的に取り組んでいく所存でございます。
今後も、海外の最新事例、弊社の最新事例を踏まえ、第2段、第3段と続けていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 

 

 

CMSの関連記事

パートナーポータルが提供できる情報

パートナーポータルが実際にどんな情報を提供できるのかについてご紹介します。

  • CMS

2023年:カスタマーポータルの注目トレンド

2023年に注目されるカスタマーポータルのトレンドについてご紹介します。

  • CMS

顧客体験の向上につながるカスタマーポータル

顧客体験の向上につながるカスタマーポータルについてご紹介します。

  • CMS

セミナーレポート:あらためて見直すパートナー/サプライヤーポータルサイトの活用と最新事例

PRMの将来性と現状の課題、見直す3つの観点と、実際の活用事例について解説しています。

  • CMS

ヘッドレスCMS(Headless CMS)のメリット

企業や開発者にとってのヘッドレスCMSのメリットをご紹介します。

  • CMS

【種類比較】拡張するCMS

企業の目的に応じた様々なCMSを紹介します。

  • CMS

2023年:WordPressの注目トレンド

2023年のビジネスWebサイトにおけるトップWordPress開発トレンドと、取り入れるためのヒントを説明していきます。

  • CMS

中小企業向けCMS:WordPressの魅力

中小企業にとってWordPressの4つの魅力を説明していきます。

  • CMS

セミナーレポート:テクノロジー最前線④:ポータル構築の大本命「Liferay DXP」とは?

Liferay社が提供する大企業向けポータル製品「Liferay DXP」についてご解説します。

  • CMS

Drupal最新版「Drupal 10」がリリース/ WordPressサイトを標的とする新たなマルウェア「Linux」を発見

グローバルで多く採用されているCMS (コンテンツ管理システム)であるDrupalとWordpressについて情報をご紹介します。

  • CMS

Adobe Experience Manager(AEM)のコアコンポーネント

ページオーサリング体験が非常に良いAEMの「コアコンポーネント」をご紹介します

  • CMS
  • DXP

CMS(コンテンツ管理システム)とは?

CMS(コンテンツ管理システム)とはどのようなものか、代表的な機能や製品をご紹介します

  • CMS
  • DXP

ヘッドレスCMS(Headless CMS)とは?

ヘッドレスCMS(Headless CMS)とはどのようなものか、ヘッドレスが活用されてきている背景をご紹介します

  • CMS
  • DXP

セミナーレポート:テクノロジー最前線①:Webサイトを管理するだけじゃない!最新CMS のスゴさとその活用方法とは?

最新CMSの機能や活用方法、CMS開発・運用の際のポイントについてご紹介します

  • CMS
  • DXP