CMS(コンテンツ管理システム)とは?
CMSとは何か?
CMS(シーエムエス)とは、コンテンツ管理システム(Content Management System)の略で、企業の広報やマーケティング、営業、事業部の方々が運営されているWebサイトのニュースや記事、企業情報や商品やサービス情報、特殊なものとしては投資家に向けたIR情報、CSR情報、商品を販売するECサイト、などの様々な種類のコンテンツを管理する事が出来る仕組みの事です。
ITトレンド社の記事によりますと、誕生は1995年で世界初のWebサイトが登場してから5年後だそうで、現在では多くの企業で活用され日々のWebサイト運営やデジタルマーケティングの活動を支えています。
CMSの機能
CMSにはWebサイトを運営するための様々な機能が搭載されています。代表的な機能を上げてみますと、
- サイト管理
- ページ管理
- テンプレート / コンポーネントを用いたページ作成、編集
- 素材(アセット)管理
- ワークフロー
- 多言語展開
- パーソナライゼーション
- ユーザー/編集権限管理
などがあり、企業のWebサイト運営のご担当これらの機能を駆使しながらWebサイトの運営を行っています。
Webサイトを作成する際に行うHTMLやCSSによるコーディングをしなくてもページの作成や編集が出来るようになっているCMSも多く、エンジニアでなくてもWebサイトを作っていく事が出来るようになっています。
さらに最近は機能もより高度になってきており、Webサイトの運営だけではなく、カスタマージャーニーへの対応ができるように、デジタルサイネージやスマートフォンのアプリなど様々なデバイスへのコンテンツ配信や、デジタル素材の管理、製品情報を管理するPIM(Product Information Management)やECのカート、データベースとの連携も出来るようになっています。
これらのように、Webサイトのコンテンツを管理するだけではなく、顧客に提供していくコンテンツを含めた体験を管理する事ができるものと移り変わってきており、DXP(Digital Experience Platform)と言われるものも登場してきています。
CMSの種類
CMS(DXP)は、chiefmartecのMartechMapによると2022年6月現在で商用、オープンソース合わせて約330製品存在しています。
ブログ用途向けやプラグインのようなもの、日本国産CMSを除いて、主だった製品名をあげるとこのようなものがあります(アルファベット)。
- Adobe Experience Manager
- Concrete CMS
- Contentful
- Contentsquare
- Drupal(Acquia)
- Expression Engine
- eZ Publish
- Magnolia
- OpenText TeamSite
- Oracle Content Management
- Pimcore
- Liferay
- Salesforce CMS
- Sitecore
- Tridion Sites
これらの製品はCMSとしての設計思想や、搭載されている機能は同じだとしても深みや広がり、使い勝手など特徴がそれぞれ異なります。
例えば、サイト管理に優れた機能を持つもの、コンテンツ編集に強みを持つもの、多言語サイト展開や大規模なWebサイトの管理に強みを持っているもの、ととにかくSEOに強みを持っているもの、のようにCMSを活用して何を実現したいかによって選択するCMSは変わってきます。
様々なCMSの実績があるSutrix Groupでは、これらのCMSの中から御社に最適なCMSの選定から導入、活用までのご支援が可能です。
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